我が国の今後を考えると、人口の減少、インフラの老朽化、2020年オリンピック・パラリンピックを契機とする更なる海外からの訪問客の増加、など、様々な社会要求の変化が予想されます。そのような状況に対応できるほど、我が国の都市空間、公共空間は豊かになっているでしょうか。美しく、使いやすく、居心地の良い、安全で豊かな公共空間を実現することこそが“パブリックデザイン”であると考え、この度有志とともに、具体的な活動を展開するプラットフォームとなる、一般社団法人パブリックデザインコンソーシアム(PDC)を立ち上げました。
公共空間の使い方や整備の来し方を尊重しつつも、新たな要請にこたえる公共空間の在り方の行く末を提案し、それを実現する制度、体制にも言及するとともに、普及・啓発活動も含めた、様々な豊かな公共空間創造に関する活動も行っていきたいと考えています。また、その空間の創造を保証する、公共事業に適用可能な、標準的な製品を開発することも、この集りの重要な役割であると認識しており、デザイナー、プランナー、様々な分野のメーカー技術者などと連携し、リーズナブルな価格で質の高い豊かな公共空間を保証する製品を開発し、社会に提供したいと思っています。
豊かな公共空間を創造するための“パブリックデザイン”を議論、検討する集団でありますから、必ずしも利潤のみを追求するわけではありません。しかしながら、パブリックデザインのための知恵や製品には、相応の対価が支払われてしかるべきです。パブリックデザインを提案しつつ、新たな時代に即応したビジネスモデルも提案していきたいと思っています。
次世代を支える“パブリックデザイン”に関心のある方々におかれましては、是非入会いただき、共に、豊かな公共空間の創造を目指そうではありませんか。
公共空間の使い方や整備の来し方を尊重しつつも、新たな要請にこたえる公共空間の在り方の行く末を提案し、それを実現する制度、体制にも言及するとともに、普及・啓発活動も含めた、様々な豊かな公共空間創造に関する活動も行っていきたいと考えています。また、その空間の創造を保証する、公共事業に適用可能な、標準的な製品を開発することも、この集りの重要な役割であると認識しており、デザイナー、プランナー、様々な分野のメーカー技術者などと連携し、リーズナブルな価格で質の高い豊かな公共空間を保証する製品を開発し、社会に提供したいと思っています。
豊かな公共空間を創造するための“パブリックデザイン”を議論、検討する集団でありますから、必ずしも利潤のみを追求するわけではありません。しかしながら、パブリックデザインのための知恵や製品には、相応の対価が支払われてしかるべきです。パブリックデザインを提案しつつ、新たな時代に即応したビジネスモデルも提案していきたいと思っています。
次世代を支える“パブリックデザイン”に関心のある方々におかれましては、是非入会いただき、共に、豊かな公共空間の創造を目指そうではありませんか。
一般社団法人パブリックデザインコンソーシアム 初代理事長 天野 光一 (日本大学理工学部まちづくり工学科 教授) |